本来、銀行、金融機関の金融仲介というのは、担保を何持っているか、あるいは連帯保証人がだれがなってくれるかということよりは、やはりその会社がどういう事業をやっていて、将来性があるかどうか、そういうやはり会社の実態を審査するということが本来の金融仲介の私は使命だと思っておりますが、日本の金融機関はやっぱり担保主義とか保証人主義とかって、そういうやり方でやってきた。
それから、今までですと、担保・保証人主義ということで保守的な制度をとっていた。そういう中で、やはり私は、前向きの、会社の将来性だとか会社の内容というもの、それから経営者の姿勢、こういうものを積極的に判断する制度、あるいはそういったような人材の育成、こういうものを考えたらどうかと思うんですけれども、そうすれば、過去主義、担保主義、保証人主義というものは、これは解消できると思います。
また、既に政府系金融の担保保証人主義からの脱却については、衆議院の方の質疑で茂木政務次官が一、二年のうちに可及的速やかに行うとおっしゃっていますが、これはどのくらいの規模の無担保無保証人貸し付けをなさるおつもりなのか。 また、国民生活公庫等の申し込み書類などがあるところに、大変手続が複雑でまた時間がかかる。
今研究中なのでございますので、先ほど中小企業長官からもおつしやいましたことでありますが、大蔵省のほうともいろいろ今折衝をいたしておりますが、四月から短期で三カ月乃至六カ月ぐらいの期間で、五万円から多くて十万円ぐらいのところを短期で貸出すという特別小口という制度を一つ設けて見ようか、その場合には保証人を頂くわけでありますが、従来のように二週間ぐらいかけて丹念に調査するということをむしろ簡略いたしまして、保証人主義